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2017年鐘1月号巻頭言

 新しい年に 

主任司祭 ミカエル 山浦 義春

新年あけましておめでとうございます

今年も宜しくお願いします

 

新しい年神の母聖マリアさまの祭日からはじまります。この日は神さまが望まれる平和世界を実現するために、神さまに従い、全てをゆだね、神さまと人類のつながりを強固にした聖母マリアさまに取り次ぎを願い祈ります。この日のテーマは平和です。神さまが望まれる平和とは、単に敵との争い、憎しみのない世界ではありません。神さまの愛に満ちた空間、やさしさに溢れた空間、神さま共にいる空間を意味します。そには人間が抱く憎しみも悲しみ恨みもありません。洗礼を受け教会に来ている者としてイエスさまを伝え神さまが望まれる平和実現できるよう思いを新たにいたしましょう。

2016年の司祭集会を閉じるにあたってペトロ岡田大司教が「2017年へ向かって」と題して語られたお言葉(http://tokyo.Catholic.jp/archbishop/message/32340/)を見ていくと、私たち教区に必要な言葉が多くありま。まずは教会の使命から福音宣教(福音化)は神の民全員に求められ・・・司祭は、信徒の方と協働して、この務めを果たさなければならない・・・」。また宣教協力のための指針では教会憲章(『』部分)を引用しなが信徒は自分の意見を表明し、司祭に協力する権利、義務がある。・・・司祭はどういう態度であるべきか・・・聖なる牧者は、教会における信徒の地位と責任を認め、またこれを向上させなければならない。信徒の賢明な助言をこころよく受け入れ、教会の奉仕のために信頼をもってかれらに任務を委ね、行動の自由と余地を彼らに残し、さらに、彼らが自発的に仕事に着手するよう奨励しなければならない。・・・』・・・合意を作っていただきたい・・・と、信徒と司祭は互いを尊重し、共同体をともに形作ることを求められました。信徒も司祭もともに洗礼を受けイエスさまを伝え、イエスさまに従う信者です。今年はこの内容を受け止め、どのように前進していけばよいかチャレンジする一年にしようと思ます。

教会の暦ではすでに新しい年が始まり、私たち一人ひとりはイエスさまの誕生を準備し、今たち一人ひとりの中に小さなイエスさまがいらっしゃいます。この一年私たちはその小さなイエスさまと一緒に成長していくことができるのです。私たち一人ひとりは教会の中でかけがえのない部分であることを意識し、神さまの平和の実現に向けて2017年をともに歩んでいきましょう。