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2016年鐘9月号巻頭言

 福者マザーテレサの列聖によせて 

主任司祭 ミカエル 山浦 義春

 

3月15日にバチカンで開かれた通常枢機卿会議で、コルカタの福者テレサ(マザーテレサ)を聖人とする列聖式の日取りが9月4日と定められました。また東京においても列聖記念ミサが9月19日に東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われることとなりました。みなさんはこの聖人の生涯を知り、考えを深めたことはありますか。私は10年以上前になりますが、彼女が1982年に本河内の聖母の騎士修道院を訪れていたことを知り、聖人の生き方を考えるようになり、その後彼女の生き方を伝えたいという気持ちになりました。1996年の学生時代には山谷を訪れ、日本でもマザーテレサの創設した修道会が活動していることに感動し、修道会のブラザー達の生き方に強い影響を与え続ける聖人の生き方について、以前よりも考えるようになりました。その後もなんどか山谷を訪れましたが、その度に彼女の始めた行動が、地域も文化も越えて世界中に広がっていることにとても大きな喜びを感じずにはいられませんでした。彼女の行動とはどのような行動なのでしょうか。それは、周りの人々に自分を通して神様の愛を伝えることを自分の役割と受け止め、イエス・キリストのように神様の愛といつくしみを周りの人々に伝え、宗教や民族をこえて相手の存在を尊重することを実践し続けたことです。インドというカトリックが少数派の国の、しかも自分の生命の危険伴う貧困者の多い地域に自ら身をおいての行動です。それゆえ彼女の言葉には真実の愛を感じさせられます。『神さまはいまも、あなたをとおしてこの世界を愛しています』『宣教することは説教ではありません。わたしたちの存在そのもの』『私はキリストの鉛筆です』これらの言葉から私は彼女の生き方、イエス・キリストに従う気持ちを感じます。マザーテレサの列聖にあたり、あらためてイエス・キリストに従った彼女の生き方に思いを馳せ、彼女にならいイエス・キリストと共に歩む道を求め続けていきましょう。