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2016年鐘5月号巻頭言

5月は聖母マリアさまに・・・ 
主任司祭 ミカエル 山浦 義春

私が住んでいた紐差(ひもさし)では、5月になると地域全体の方々が夕方から教会や地区の公会堂に集まり、ロザリオの祈りを唱え、聖母マリアさまへの讃美歌を歌い、家庭と子どものための祈りをしていました。田舎に住んでいた私にとって、このような祈りの集まりは当たり前のこととして、なんの抵抗なく受け入れていましたが、どうして5月は集まる人々が大勢いるのか不思議に思っていました(当時の地元では一年を通して毎週日曜日の夕方は10家族くらいが集まり祈りをしていました)。
カトリック教会において5月は、聖母マリアさまに特別に祈りがささげられる「聖母月」となっています。この聖母月の信心は18世紀のころからイタリアで特に盛んとなったようです。イタリアの5月は花咲きほこる1年で一番美しい季節であり、またご復活節にあたり、主の復活と希望に満ちた月です。このようなことから5月に聖母マリアさまに特別な祈りを捧げる習慣が生まれ、盛んになったのでしょう。現在では日本をはじめアジアでも、この習慣が引き継がれています。長崎の教会では、「岬の聖母祭」「五島のルルド祭」「本河内のルルド祭」「聖母祭」という名称で特別に祈りが行われ、また学校ではロザリオの祈りをする学校もあり、それぞれの地域にあった形となって受け継がれています。
私たちの亀有教会においても毎年5月になると毎日ロザリオの祈りをし、また「マリア祭」という名称で、小教区設立と聖堂献堂記念の祈りを捧げていきます。聖母マリアさまに祈りを捧げるのは、神さまに一番近い場所にいて、イエスさまの人類の救いに貢献したからです。その方に取り次ぎを求め、私たちは神さまに願いを聞いて頂くのです。私たちも聖母月に、聖母マリアさまに祈りをささげましょう。私たちの願いを聞いて頂くために。「全人類が平和でありますように」「孤独な人に喜びが分け与えられますように」「聖母マリアさまのようにイエスさまの傍らにいることができますように」と。